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(イズミ先生より)旬の食材で、子どもの「好き」を増やしましょう

20190919_コラム_イズミ先生
こんにちは、もぐもぐ子どもごはん相談室の野村です。
 
これからは、実りの秋といわれるように梨やぶどう、栗などの旬の食材がスーパーに並びはじめ秋を感じる嬉しい季節です。秋は、離乳食にもピッタリな根菜類も旬を迎えます。
 
旬の食材は甘みが増すだけでなく、食感もよくなります。食材のもち味をそのまま生かすだけでも「おいしい」ので茹でたり蒸したりするだけでもごちそうです。
 
秋の豊富な食材は旬を経験するチャンスです。おいしく楽しい経験をすることで「食べることが好きになる」と思います。興味を持つにはまず「旬」を共有することです。
例えば「ママは秋のさつまいものホクホクが好き。」「大きくておいしそう。」なんて食材を話題にするだけでも楽しいコミュニケーションに。その中で少しずつ子どもに情報がインプットされていきます。
 
子どもごはん相談室では、よく「食べず嫌い」という悩みをききます。それは、子どもは食べることに関して色々な経験が少ないから、食べることに対して不安で仕方ないのです。でも食べないからと言って、食卓に並ばないと経験はできません。子どもが食べても食べなくても、大人がおいしく食べれば大丈夫。
 
我が家の話。中学になる娘はナスが苦手です。それもそのはず、父親がナスは嫌いとはっきりいうのです。でも私はナスが好きなので、私用にナス料理が食卓に並びます。
秋になるといろいろな種類のナスが出回ります。とろナス(白いナス)をそのまま切って、塩コショウオリーブオイルで焼いてだけのものを食卓に出してみました。すると、娘は色が違うのもあったのか、パクリ。普通に食べるのです。あらためて聞いてみると、煮たナスの食感が苦手だった、ということでした。このようにすべては無理でも、少しずつ経験できれば、それはまた自信になり「おいしい」が広がります。
 
20190919_コラム_イズミ先生
こちらがとろナス!
地元のすてきな八百屋さん、パリタリーさんで獲得。
 
 
20190919_コラム_イズミ先生
まったく映えませんが(笑)本当に甘くておいしかったです!
 
子どもはちょっとした経験で、自分から学ぶことができると思います。好き嫌いなく食べてほしいと大人は思うかもしれませんが、子どもの自発性が大切だと思います。
まずは、大人はまだまだ食べることに不安な赤ちゃんや幼児に、安心できる環境を用意してあげることが大切。嫌いなものだけに目を向けないで、好きなものを増やすこと。
 
収穫の秋、たくさんのおいしいものが並びます。「旬」のものは栄養価も高くなり、シンプルな料理でもおいしくいただけます。この時期だけの「旬」で、好きなものを増やしてみましょう。私は今から新米が楽しみです!
 
野村 泉
もぐもぐ子どもごはん相談室/担当講師)
 
 
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