(アヤ先生より)幼児さんの「やりたい!」に応えるコツ/親子料理のポイント②
幼児さん(3~6歳)は、ちょっとしたことにも興味を持ち「やりたい!やりたい!」「お手伝いしたい!」といいますよね。
特に料理中に言われることが多いと思います。ママとしてはうれしい反面、ちょっと困るときもあるんですよね…。
①やると言ったのにすぐに他に興味を示し、どこかに行ってしまう
②料理は終盤、もうやることがないのに「やりたい!」と言い出す
③「安全」とは何かをわかってないから、やらせるにもドキドキする
困るポイントとしてはこのあたりでしょうか?
でもせっかく興味を持ってくれたのだから、その興味に応えたいですよね。
そこで、幼児さんとお料理するコツを、それぞれのポイントでお伝えします。
幼児さんは集中力がまだ続かないので、お手伝いは「一工程」だけ十分です。
もし、年長さんが料理に慣れてきてできそうなら、二工程、三工程と増やしてください。
①やると言ったのにすぐに他に興味を示し、どこかに行ってしまう
これは、内容がちょっと難しい場合もあります。もう少し簡単ですぐに終わるものにしてみましょう!例えば、
◆ブロッコリーをさく
切り分けた房に切れ目を少し入れておきます。そうすると、手でブロッコリーをさくことできます。
手を使う練習にもなりいいですよ。
◆ブロッコリーを洗う
じゃぶじゃぶ好きなだけ洗ってもらいましょう!
②料理は終盤、もうやることがないのに「やりたい!」と言い出す
わかります!わかります!その気持ち。そんな時は、お手伝いを作っちゃいましょう。例えば、
「◆器にミニトマトを移し替える」
これだけでも子どもたちは楽しくやります。正直、ミニトマトを移動する必要はまったくないのですが、子どものやる気をないがしろにしたくありません。ちょっとしたことでも子どもたちは楽しみを見つけだします。トマトに触れるだけでも、十分に価値があります。
③「安全」とは何かをわかってないから、やらせるにもドキドキする
ひとつ、ふたつルールを決めましょう。
我が家では、私が火や包丁を使っている際、見たい時は必ず
「◆両手をペタンとキッチンにつけておく」
という約束をしています。
何が一番怖いかというと、ふいに手を出されることが一番怖いです。なので、手をぶらぶらさせずに見えるところに置いておくをお互い安心して料理を進めることができます。
少しずつお子さんとのお料理時間のペースができるといいですね。
ちょっとしたことですが、ポイントが参考になればといいなと思います。
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潮田彩(うしおだあや)
調理師・日本料理専門調理師調理技能士
東京ステーションホテルをはじめとした調理現場での経験、調理師専門学校での教員及び教務主任経験を経て、2015年「もぐもぐ子ども調理室」を立ち上げる。子どもたちが理解しやすいよう工夫し、かつ保護者が安心して子どもを任せられる指導とカリキュラム構成を実施。女児2児の母。
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