武蔵野市「親と子の教室/やさしい幼児食」を振り返って
うれしいご縁をいただき、イズミ先生が東京都武蔵野市の市民会館で2022年開催「親と子の教室」の講師をつとめました!
2~3歳児さんのママに向けて「やさしい幼児食」を座学と調理実習を交えてお伝えしました。
講座は全部で5回(うち4回をイズミ先生が担当)。お子さん達が幼稚園や保育園に上がる前に母子分離を体験してみることと、その間にママ達はひとりの時間を持ちながら新しい事を学べるという、とっても素敵な企画でした。
コロナのことがあり、この世代のお子さんをもつママ達は、なかなかお友達を作ったりほっとする場所を探す事が難しかったのではないでしょうか。そんなママ達が少しでもくつろいで楽しく学べる空間を作れたならよかったなと思います。
<登壇を振り返って(イズミ先生より)>
コロナ禍で孤立しがちな育児ですが、情報の共有ができる素晴らしい企画に参加させていただきました。
「やさしい幼児食」と題して、全4回の講座を行いました。講座の間、お子さんはママと離れて保育室で集団生活を体験します。始めは慣れるまでママもお子さんも不安だったかと思いますが、講座の回数が重なるごとにママの顔つきが明るくなるのを感じました。
また、今回は簡単な調理実習も行いながらの講座でしたので、皆さんが打ち解けるのも早く、これからの幼稚園の話題やお子さんの食べ物のお悩みなど、調理や片付けをしながらと手を動かしていたため、よりリラックスして情報交換されていたのをみることができ、何よりうれしかったです。
「幼児食」のイメージを初回にお聞きしましたが、栄養や薄味、健康…といったご意見が多くありました。
でも最後には皆さんからそれだけではない考え方ができた、ということをお聞きして「講座をしてよかった!」と思いました。
何をどれだけ食べたではなくて、誰とどのようにして食べたか、ということが大切なのです。
例えば普段の食卓での「これはパパが好きなおかずだから一つ多く盛り付けてあげようか」なんていう会話も、相手を思いやるちょっとしたエッセンス。「思いやり」は教えて身につくものではないけれど、こうしたことも自分がされてうれしいと思える積み重ねではないでしょうか。
また、嫌いなものより好きな食べ物を増やすこと。
幼児食では、お子さんの「うれしい」を見つけることで、食の楽しさを味わってもらえたらと思います。幼児の間は体の成長も著しいですが、心の発達も著しいです。自主性を大切に。できない・食べられないということは受け止め、ちょっとしたサポートを。そして食を通して「うれしい」というエッセンスを振りまいてほしいです。
今回の講座を行うことで、何らかの気づきのお手伝いができたことを改めてうれしく思いました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
<参加者の皆さんからの声>
自分の子どもの食について今までと違う角度から考えられるようになった事で、自分の気持ち等に余裕を持てる様になりました。
今回の講座で学んだ事を実践してみて、いつの間にか母親の意見や考えを子どもに押しつけていたんだなと感じました。また、多方面から見られていなかったんだと気づく事が出来たことにより、母親の気持ちに余裕ができました。子どもは自分の意見を言ってくれる様になり、苦手な食材も挑戦してみようと思うようになりました。食に限らず親の気持ちが子どもに与える影響の大きさに改めて気づけました。
現在の状況が少しでも解決出来ればと思い講座に参加しましたが、当初の予定以上の収穫があり満足です。