【アヤ先生より】2023年度の年間カリキュラムについて
2023年度の定期クラス・月イチコースの年間カリキュラムがまとまりました。1年間このカリキュラムに沿って、子どもたちと料理の理解と習得を目指して進めていきます。定期クラスに通われているご家庭だけでなく、月イチ・単発クラス、季節の講座も同じ考え方で構成をしていますので、どうぞご参考ください。
<全体を通して>
料理ははじめてのことや、難しいことが多くあります。そのため、メニューを変えながらも基本動作や流れをくり返し登場させることで
「これ、この前やったのだ!」
「先生この前も同じようなこと言っていたな?」
などと子ども達が感じられるように指導していきます。
特に注意して伝えているのはこんな点です:
・道具の使い方・持ち方
・安全に注意するポイント
・段取りや流れ
・次の工程に進むための判断するポイント
毎回の授業で、必要箇所を3つくらいのポイントにまとめて子どもたちに伝えています。学年や通っている年数により理解度は変わりますが、くり返すことが重要だと考えています。難しいポイントやさらに習得してほしい箇所については、子どもの習得度にあわせて個別にフォローをしながら進めています。
<2023年度メニュー構成>※主に小学生定期クラスに向けて
●4・5月「料理の基本」
いよいよ新学期。各クラスとも新たなスタートです。
この2か月では楽しくケークサレや白玉あんみつを作りながら、料理の基本を学び・おさらいしていきます。
「コックコートの着方・手洗い・洗い物、片付けの仕方」
「計量・火の取扱い方」
といったようなことを学びます。1年間安全に料理を学び進めていくための大切な下準備の時期です。
●6月「焼く」
前月までに学んだ火の取扱い方、注意点などを確認し、「焼く」メニューで火の取扱いに少しずつ慣れていきます。
●7月「ごはん・栄養」
和食には絶対必要なごはんの炊き方。体のエネルギーとなるごはんをいつでも炊けるようになりましょう。
そして、栄養士のイズミ先生の「栄養」の授業。五大栄養素を中心に、毎日の食事はどのようなメニュー選びをしたらいいのかを学びます。
●8・9月「包丁」
夏休みの時期に「めざせ包丁マスター!」として集中的に包丁を習得していきます。包丁は練習した分だけ必ず上手になります。怖さや苦手意識を取り除き、出来上がりの成果を自分でわかるよう進めていきます。
●10月「出汁・スープ、煮る」
味の構成でとても大切な「旨味」さて旨味とはどのような味でしょうか?
出汁やスープを取りながら学んでいきましょう。
●11月「魚介類」
毎年恒例の鯵の三枚おろしに挑戦します。
まずは、魚に触れてみること。魚の構造を知り、その上で具体的な包丁の動かし方などを覚えていきます。
●12月「クリスマス・お正月」
12月はクリスマス・年末年始に向けてイベントを楽しむメニューです。
家族が集まる場面で子どもたちの普段の実力を発揮してもらえたら最高ですね。
●1月~3月「みじん切り・揚げる・蒸す・炒める・巻く」
包丁練習の集大成「みじん切り」を行います。
そして、いよいよ調理技術があがってきた子ども達には、様々な調理法「揚げる」「蒸す」「摺る」「炒める」「巻く」をどんどん経験して、それぞれの料理の構成についてを実感してもらいます。
【今年もリンゴの皮むきコンテストを開催します!】
今年度も子どもたちに自分自身の包丁技術の向上を実感してもらうため、「リンゴの皮むきコンテスト」を10月頃に開催予定です。
教室では、9月にクラス内で練習します。ぜひチャレンジお待ちしています。
すでに昨年度で練習を頑張り、りんごの皮むきがとても上達している子も多くなったので、今年はりんごの皮むき以外にも新たな部門を考案中です。お楽しみに。詳細については夏前にお知らせします。その際におうちで練習するためのポイントなどの解説動画をお送りする予定です。