「はじめてお料理準備講座」について
いよいよ定期クラスがスタートしました!
定期クラスに参加してもらう子たちには、必ず最初に、
『はじめてお料理準備講座』を受けてもらっています。
さて『はじめてお料理準備講座』とは?
スタジオ内のそれぞれの場所や使い方。
コックコートの着方や手洗いの仕方など。
いわゆる「衛生」について話をします。
「衛生」ってなんだか難しく聞こえますが、
料理をするにはとても大切なことです。
今日は、準備講座から「着替え」について話していきたいと思います。
まず、子どもたちがスタジオに来たら、
トイレに行ってコックコートに着替えます。
(コックコートについては以前のコラムを!)
コックコートをきちんと着るというのは、意外と難しいもの。
毎回毎回、少しずつ練習していきます。
幼児クラスの子たちは、はじめはお母さんと一緒に。
慣れてきたらひとりでチャレンジ!と段階を踏んで。
コックコートを着たら鏡でチェック!
・帽子から前髪でてない?
・チーフは曲がってないかな?
・ボタンは全部止まっているかな?
・袖はきちんとまくれているかな?
例えば、帽子が少し曲がっていることに気づきます。
この「気づき」がとっても大切です。
「鏡を見ているんだから気づくのは当たり前でしょ!」
とツッコミが聞こえてきそうですが、
この「曲がっている」いうのは
「ほんの少し曲がっている」ということ。
「ほんの少し曲がっている」と気づくことが重要です。
毎回、白いコックコートを着て、帽子をかぶり、チーフを巻く。
同じ服装だから気づけるようになるんです。
この「気づき」はやがて他の「気づき」に繋がり、
「あれ?同じように混ぜたつもりだけど何か違うな?」
「あれ?これってどうなっているんだろう?」
と「疑問」に変わります。
「疑問」から「調べる・やってみる・考える」
これが料理の上達につながりますし、
この経験が他のことにもつながっていくと考えています。
なんか、小難しい話になってしまいましたが、
「着替え」というパーツだけでも、
半年や1年2年という時間をかけて、
少しずつ自分の力になることがあるのです。
(アヤ)
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