もぐもぐキッチンスタジオ

お問い合わせ

もぐもぐキッチンスタジオ

(イズミ先生より)集中連載① 赤ちゃんごはんの「衛生」どこを気をつける?

20200408_コラム_イズミ先生
こんにちは。もぐもぐ子ども相談室の野村泉です。
スタジオでのクラスをお休みしている今、逆に普段教室でお話ししきれないことを、コラムで皆さんにお伝えしようと考えています。3回連載を予定していますので、お時間のある時にご覧ください。
(4/8から毎週木曜公開予定です!)
 
 
今回は赤ちゃんごはんの「衛生」についてお伝えします。
20200408_コラム_イズミ先生
 
 
<食器や調理器具の衛生・消毒について>
 
まず教室で質問が多いのは、食器や調理器具の衛生についてです。
この状況下では「除菌」を意識する方も多いですが、離乳食の時期は特に、どこまで消毒する?お皿についても必要?なんて質問がよくあります。
あまり神経質になる必要はありませんが、赤ちゃんの免疫力はまだ弱いので雑菌やウイルス性の菌に弱いです。また、基本的に水気の多いキッチンは、どうしても雑菌が増えやすい環境だということを知っておいてください。
 
基本は、きちんと洗剤で洗って洗剤の洗い残しがないようにすすいで乾燥させること。乾燥しきれないような、細かい溝などの多い調理器具やすり鉢やすりこぎ(離乳食の調理によく使用するものですね)などについて消毒を行います。包丁・まな板なども消毒しましょう。
乾燥しやすい食器類については、消毒の必要はありません。
 
▽こんな道具は消毒しましょう
20200408_コラム_イズミ先生
 
 
<いつまで器具の消毒が必要なの? >
 
調理器具の消毒の時期ですが、離乳食中期くらいまでは必要と考えます。
離乳食は食べる練習の時期とお話していますが、いろいろな食材を食べることにより、腸内細菌も増えていきます。食材が増えることで免疫力も少しずつ増えていきますが、まだまだ練習時期なので未熟です。
特に離乳食初期の段階では、すりつぶしたり刻んだりするため、調理時間がどうしても長くなりますので、気を付けたいですね。
逆に自分で手づかみ食べをする3回食の頃には、その辺にあるおもちゃや落ちているものを知らないうちに口にすることも。その頃には免疫力も徐々についていくので、そこまで必要なくなるでしょう。
 
 
 
<どんな消毒の方法がいいの?>
 
赤ちゃんが口にするものなので、煮沸や熱湯消毒がおすすめです。
まな板の消毒で漂白剤を使った場合は、きれいなスポンジでしっかりと洗い流します。
 
◆熱湯消毒
大きめなボウルや鍋に調理器具をいれて熱湯をかけて消毒をします。1分ほどおいて引き上げそのまま乾燥して使えます。すぐに使いたいときやすり棒なども一緒にできます。
 
◆煮沸消毒
大きめの鍋に調理器具が底につかないように布巾を敷いて、水から煮ます。沸騰したら10分ほど煮て熱いうちに引き上げて乾かします。
しばらくの間使っていなかった調理器具などしっかり消毒したいときにおすすめ。
プラスチックなど熱に弱いものなどは耐熱温度の確認が必要です。
 
電子レンジで手軽に!
電子レンジでも対応できる調理器具であれば、容器に少量の水を入れ、ラップをして600W1分加熱し、少し冷めたらラップをはがして乾かします。これは手軽でトライしやすいですね。
 
 
 
 
重要!消毒以外で気を付けたい衛生のこと>
 
特にご質問が多いのでまず食器や器具の消毒に触れましたが、実はもっと基本的なポイントを守るのが何より大切です。調理の時にきちんと対処できているか、改めて見直してみてください。
 
① 手洗い- 調理前はもちろん、調理中に生肉や魚などを触った際にも石鹸でよく手を洗ってから調理を再開しましょう。
 
② 調理器具をきちんと洗う- 裏ごし器やすり鉢などはカスがたまりやすいので、洗剤を付けたスポンジで洗ったあとに歯ブラシなどでこするなど細かい箇所もきちんと洗ってから、消毒・乾燥させましょう。
 
③ 新鮮な食材を使う- 消化・栄養面どちらの面からも、赤ちゃんには新鮮な食材を使うことが大切です。調理したものは時間を空けずに食べさせましょう。時間を置く場合は小分けにして冷凍し1~2週間のうちに食べきりましょう。
 
④ 加熱したものを与える- 1歳頃までは加熱したものを与えます。特に肉や魚はしっかり火を通します。野菜や果物は皮をむいてから調理して加熱をしましょう。さっと湯通ししてもOK。リンゴなどの果物は皮を剥いて与えられます。
 
免疫力をつけるためには菌も多少は必要では?という考えもありますが、やはり離乳食の時期はまだまだ練習段階。赤ちゃんは免疫力が未熟なので、基本的なことを守って食中毒を防ぎたいですね。
 
 
+++++++++++++++++
 
野村泉(のむらいずみ)
 
栄養士・幼児食アドバイザー
病院内にて妊産婦・乳幼児の栄養指導に8年従事。小学館サイト「HugKum」に離乳食レシピを連載中。スタジオでは離乳食・幼児食講座に加え、料理教室補助・レシピ開発も担当。女児の母。
もぐもぐキッチンスタジオWebサイト
もぐもぐ子どもごはん相談室
<br
>
▼過去のイズミ先生のコラム▼
幼児食ってなに?
赤ちゃんごはんで大切にしていること
なぜ、ごはんと排泄がコラボした?
新しい講座がはじまりました<テキストのお話>
旬の食材で、子どもの「好き」を増やしましょう
帰省の際に気を付けたい、食事のこと
 
 
▼イズミ先生の離乳食レシピ連載中!▼
HugKum:レシピまとめ
運営:小学館
乳幼児~小学生ママ・パパのための育児情報メディア
▷レシピ開発の様子はこちらから
 
又、4月中に関してはスタジオ自体を基本クローズする予定ですので、何かご不明点などございましたら、お問合せフォームもしくはLINEにてご連絡をお願いいたします。折り返しご連絡させていただきます。
 
+++++++++++++++++
 
イズミ先生がメール📧でお答えします】
 
こんな時期だからこそ、ママはお悩みや心配事が尽きませんよね💦
2020年4月28日までイズミ先生が、乳幼児の食に関する質問に個別にメールでご相談に乗ります!
以前クラスにご参加した方はもちろん、まだ参加したことがない方でも大丈夫です◎
お気軽にどうぞ😊
 
下記のアドレスからどうぞ:
babyinfo@kodomo-chouri.com
 
お名前・お子さんの月齢・性別については必ず記載ください。
回答までに数日お時間をいただくこともあるかもしれませんが、必ずお返事いたします。
もし1週間以上たってもお返事がない場合は、お手数ですが上記お問合せフォームまでご連絡ください🙇
 
 
#もぐもぐ子どもごはん相談室 #子どもごはん相談室 #アヤキッチン #もぐもぐキッチンスタジオ
#離乳食 #幼児食 #離乳食作り #赤ちゃん #ベビー #赤ちゃん向け #赤ちゃん連れ #ベビー連れ #子ども連れ #育児 #栄養相談 #育児相談
#小金井 #国分寺 #武蔵野 #府中 #調布 #小平
 
 

ホーム/お知らせ/コラム/(イズミ先生より)集中連載① 赤ちゃんごはんの「衛生」どこを気をつける?